由無し事

とりとめのない事を書き留めます。

ハロヲタが全力でダイマするA.B.C-Z「Black Sugar」

春も近づき、さくらも満開になりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。弁当は大盛りでお願いしたいコパンダです。

 

さて、日ごろからTwitterでギャースカ呟いているのですが、私はいまハロプロと併せてジャニーズのアイドルグループ、A.B.C-Zを推しております。

 

そんな中、この度A.B.C-Zがリリースしたニューシングルがヤバいという事で、これは140文字では伝えきれないなと思い、久しぶりにブログを更新してみました。

 

タイトルに「ハロヲタが〜」とでっかい主語で自称してしまったんですが、私自身はガチ勢ではなくどちらかというとユルめのオタクです。あとこの記事、後半にかけてだんだんハロヲタ関係なくなってきます。先に可愛く謝っときますね。

ここから先の文を読むのめんどくさいって人は

A.B.C-Zの新曲、Black Sugarがヤバい」

これだけで良いので覚えて帰ってください。

 

まずA.B.C-Zとは?

ジャニーズ事務所に所属する5人組のアイドル。ダイナミックなアクロバットとキレの良いダンスが得意な体力オバケ集団グループです。

4人のお兄ちゃん(五関、戸塚、塚田、河合)と1人の末っ子(橋本)

お兄ズがゴロッキーズ世代、橋本くんがベリキュー世代と覚えていただければ。

年の差だけでいうと、こぶしファクトリー松原ユリヤちゃんが追加加入するとちょうど似た感じになります。

2012年にDVDでデビューしましたが、事務所所属歴はそれぞれ長く、最年長の五関くんは1998年に入所。中澤姐さんがカラスの女房を歌ってる時に五関君はシンデレラ・クリスマスをバックで踊っていたり、ラブマがブレイクした時に塚ちゃんはA・RA・SHIでバク転してたり、涙止まの時に滝翼の愛想曲のバックでステッキ持って踊ってたり(橋本以外の4人)。過去のハロプロMステ出演映像を見ると、結構バックで踊ってたりしてます。

ここら辺の事はもっと詳しく話してみたいのですが、今回伝えたいのはそこではないので、またいずれの機会に。

要は下積みが長く、経験が豊富なグループって事なんです。

なのでバク転バク宙などのアクロバットはもちろん、コンサートでは紐とか枠とか使ってフライングしたり、でっかい観覧車みたいな装置でぐるぐる回ったり、トランポリンで壁登りしたり、初期のMVや歌番組では1カメでの撮影を行ってたりしています。

 

で、ここからが本題。

Black Sugarここがおススメ

前述の通り、A.B.C-Zはダイナミックなアクロバットと豊富な舞台経験がウリのグループなので、明るく舞台映えがする楽曲が多いイメージを持たれがちです(まあこれは音楽特番に出演する時にデビュー曲を歌う事が多く、そのイメージで固定されてるってのが強いです。*1

しかし、今回の新曲はガラッと路線が違ってくるのです。

A.B.C-Zが魅せる、シングル史上最も“妖艶(セクシー)”なダンスナンバー。

A.B.C-Z Official Site|ディスコグラフィ

そうです。今回は笑顔封印の大人なセクシー路線!セクシーオトナジャン

 

MVのテーマは闇落ち。純真無垢な白えびさん、黒い角砂糖をひと舐めすると、邪悪なピエロ、黒えびさんにどんどん侵食されていく、というもの。何それ2次オタホイホイ。闇落ちとか禁断の果実的なモチーフとか大好物じゃん??

 

衣装もメンバーカラーを用いたカラフルなものから楽曲の世界観に合わせたモノトーンの衣装へ。裏地やシャツ部分には中世の宗教画をモチーフにしたプリント生地をあしらっています。2次オタホ(ry

 

作詞作曲は堂島孝平さん。ジャニーズ側からの「変な曲作って欲しい」と言ったオファーにめちゃくちゃカッコいいロックサウンドで答えてくれました。

あなたが神か。

ただカッコいいだけではなくメロディラインもクセがあって。

例えばサビの 「中毒性悶絶制御不能」でいきなり臨時記号出てきたり、最後の「A Ha Ha」のHa Haの部分が1オクターブ分、ボンッと音が飛んだり。Aメロの「危ういことなど 分かってるのに」の「る」の音が1音ほど高かったり。

メロディラインに意図的に入れ込んだ違和感が、妖しさを醸し出しなんとも言えない魅力を引き出しています。

また、本作の編曲はCHOKKAKU氏。SMAPの楽曲の編曲などで有名ですね。

(意外とハロプロではまだお仕事は無かったはず。林田御大もいらっしゃったことですし*2、もうそろそろ…ね。ヲタク、いつまでも待ってる)

エフェクトが効きまくったギターサウンドにシンセサウンド。どこか懐かしい感覚……そう、これ00年代初頭の邦ロックで耳にしたことある感じ!

新しいのにどこか懐かしい感じ。A.B.C-Zのグループとしての特色を表しているような。

 

そして、何より触れたいダンスについて。

今回はアクロバットの大技を封印し絡みつく動きをテーマに、組み技も多くても2〜3人のユニットで。ダンスも今までの「細かく早い足捌き」「細かすぎるリズムの取り方」「素早く直線的なシャキシャキした動き」ではなく、ウェーブを多用し曲線の動きを意識した、とんでもなく色っぽい振付。そしてよく揃ってる。

個々に見ると動きのクセは案外強いんですが、揃うところでビシッと揃うのがA.B.C-Zのダンスの特色。本作ではその魅力が思う存分楽しめます。

 

 

ここまで長々と話してきて、皆さん疲れてません?ちょっとだけ気になってきました?

もうちょっと続きますね。

 

今回の新曲、初回限定盤が2種、通常盤が1種の3形態で発売されてます。

カップリング曲は形態ごとに全く異なります。

初回A、初回B、通常盤どれ買えばいい?

そんな疑問にお答えすべく、それぞれの盤の紹介をしていきます。

初回A

収録曲:1.Black Sugar 2.いいね! 3.いいね!-Inst.-

特典DVD:「Black Sugar」 Music Crip(45分くらい)

カップリング曲は、新曲の「いいね!」作詞はLEGO BIG MORLのタナカヒロキさん。SNS依存の彼女に振り回される男の歌。A.B.C-Zの楽曲に出てくる男、何かと女に振り回されがち。

初めて聴いた際に「シャ乱Qに歌ってほしい曲No.1だな」と思っていたんですが、編曲をされたのがムーンライダーズ白井良明さん。シャ乱Qの1stアルバム*3のアレンジを担当されてた方です。

初期シャ乱Qのマスターピースラーメン大好き小池さんの唄」も白井さん編曲!ロックサウンドにほのかに香るファンクテイストに納得。

かなりスルメでいい曲なんですが、他のカップリングが強すぎて、忘れられがちになる。残念すぎる。

 

特典はBlack SugarのPVとメイキング。MVに関しては上で散々話していますが、まあ色っぽい。まあエロい。

アウトロの表情が全員揃いも揃ってヤバい。PG指定かけなくて大丈夫!?親御さんきちんとゾーニングしてあげてってくらいの色っぽいレベル。

インタビュー入りのドキュメンタリー仕様。収録時間45分とか福利厚生が過ぎる。

 

初回B

収録曲:1.Black Sugar 2.ONE MORE KISS 3.ONE MORE KISS-Inst.-

特典DVD:A.B.C-Z 2018-2019 Love Battle Tour YOKOHAMA ARENA DIGEST(60分くらい)

カップリング曲のONE MORE KISS、NONA REEVES 西寺郷太氏作詞作曲の控えめに言って神曲

そもそも曲の成り立ちが「少年隊の為にずっと温めてきた曲を15年間の時を経て(錦織さん演出の)A.B.C-Zの舞台曲にリメイク」ってところからしてエモい。少年隊もA.B.C-Zも舞台のパフォーマンスを重視したジャニーズ本流の系譜なので。

ジャニーズらしい煌めきが溢れた楽曲なんですが、デビューしたてのキラキラとはまた違う、一旦落ち着きを経た上での煌めき。今文章を打ってて泣きそうになるぐらい。

そんな楽曲なので、ファンからの人気もまあすごくて。コンサートのセトリに入ったと知ると歓声が上がり、新曲のカップリングに収録されると発表された時には悲鳴で横アリが揺れた。

人類一度は聞くべき。

 

特典映像は1/8に行われたA.B.C-Z Love Battle Tour追加公演のダイジェスト版。

大元の公演は既に円盤化されていますが、そこから新たにセトリ入りした曲やフルコーラスへ変更された曲を抜粋。ダイジェストと言えども、収録曲は全てカットなしのフルバージョン。曲の間にMCやインタビューなどのドキュメンタリーもあり、見ごたえたっぷりの60分。

…えっ!?60分!?特典映像で!?1600円のCDでDマガほぼ1本分の特典映像ついてくるの!?実質タダじゃん??お値段以上なの?????

ポニキャ、慈善事業が過ぎる。ありがとうポニキャ。

 

通常盤

収録曲:1.Black Sugar 2.A.B.C-Z with LOVE 3.SHOWTIME! 4.Black Sugar-Inst.- 5.A.B.C-Z with LOVE-Inst.- 6.SHOWTIME!-Inst.-

カップリング:☆A.B.C-Z with Love、またの名を洗脳曲。4分半の中にA.B.C-Zの単語が実に32回。マンパワーがものごっつい曲でもここまで連呼してないぞ。

元々2018年のABC座*4の書き下ろし曲でありましたが、開演前からインストでひたすら「ABC ABC A.B.C-Z」と連呼され、なんだこれ洗脳かインプリンティングがと思っていたら幕が空いて実は新曲だったというオチ。終演後もずっと頭からA.B.C-Zのフレーズがくっついて離れないと一部で評判だった迷名曲。(そもそも主演舞台だからみんなA.B.C-Zの名前は知ってる前提のはずなんだけど…

歌詞に気を取られがちだけど、意外とアレンジが細かくてニクい。

 

☆SHOWTIME! A.B.C-Z with Loveと同様に2018年のABC座で書き下ろされた新曲。ややマイナー調の曲調が怪しげなサーカスを思わせる*5。セクシーキャットの演説とマッシュアップさせると楽しそうだと個人的に感じております。

 

☆Black Sugarのインストが入っているのは通常盤のみとなります。インスト大好き勢は買わないとだね☆

 

 

で、結局どの形態買えばいいかって話ですが、

答えは全部です。ごめん、決めきれない。

 

追記
Q やたらダンス推してるけどダンスショット入って無くない?
A 特典映像には無いけど、ストリーミングで見れるよ!

現在A.B.C-Zは「結成10周年記念スペシャルキャンペーン」なるものを開催中です。

A.B.C-Z Official Site|プレゼントキャンペーン

いくつかの情報登録は必要になりますが、CD封入のシリアルコードを入力し、

Z賞を選ぶと、なんとフルでBlack Sugarのダンスショットが見れます!

シリアルは初回限定でも通常でもどちらでも封入されてるので、

どれか1枚購入すれば、期間内はいつでもどこでも見放題です!お値段以上!

 

最後に

長々とお付き合い頂きありがとうございました。

ここまでの文章で約5000文字だそうです。

大学時代レポートもろくに書けなかった人間が、良くここまで書けたな!恐ろし!

 

拙い文章ではありましたが、少しでもA.B.C-Z、そしてBlack Sugarを気にかけてくれるとありがたいです。

まずは本日19時からMステに出演しますので、DA PUMPを見るついでに少しだけ気にかけて見ていただけると幸いです。なんせ久しぶりのMステなので……前回シングル発売時は出演できなかったので……

あともしよければ一枚でも良いのでお買い上げいただけるとすごい嬉しいです…同発シングルがひらがなけやきのデビューシングルなので1位は諦めているんですが、せめて売上枚数は5万を越えたい……なにとぞよろしくお願いします……

 

*1:ラブマみたいなもんだと思って頂ければ

*2:46億年LOVE

*3:炸裂!へなちょこパンチ

*4:A.B.C-Zが主演を務める舞台公演。年一回、大体秋頃に行われることが多い

*5:当時ジョイポリスでコラボしていたイベントのテーマがサーカスだったので、余計にそう感じたのかもしれない

育児日記-47日目

せっかくなので、育児中のちょっとしたメモを置いておきます。不定期更新。

更新された時は心が折れそうになった時だと思ってください。

 

本日の育児TL

01:00 授乳(45分)→仮眠

03:40 娘、起床。

04:00 授乳(55分)→仮眠

07:20 授乳(55分)→軽く掃除、朝ごはん

 

ーここまでは順調だった

 

10:25 授乳(45分)盛大に吐き戻し。服を着替えさせて汚れた服を洗濯→15分で娘起きる。ギャン泣き

11:45 ゲップ出しとお腹痛いの対処したら今度はお腹が空いたとギャン泣き。次のミルクまでおよそ1時間。おい、マジか。

13:30 添い乳でなだめすかして授乳→全く寝ない。おい、マジか!?

オルゴールのBGM流しても、背中トントンしても、一時的にウトウトするものの、ベッドに降ろしたらアウト。というかベッド以外でも下に降ろしたらアウト。次の授乳まで抱っこし続けるの確定。昼ごはん食べられないよ、おいおいどうする。

14:00 昼ごはんはモスの配達を利用。ギャン泣きした娘を横目にごはんを詰め込む。

15:05 ギャン泣きの種類が、お腹空いたコールに変化。次の授乳まで1時間。母乳をあげ続ける。

16:00 心が折れたのでミルクタイム。完食するも一向に寝る気配なし。ずっとギャン泣き。困ったなあ

18:00 変わらず、ベッドに降ろすと五分と経たずにギャン泣き。抱っこだとウトウト。そろそろ腕が限界。

19:05 ミルクタイム。

 

 

本日の寝かしつけ音楽

最近ダウンロードした中で一番寝かしつけに効きそうだったのがコレ。

 

16時台に心が折れそうになって、精神を保つ為に聞いてたのがコレ


 

 

☆☆☆☆☆

 

追記

見返すと相当荒んでるなあ。

19時台のミルクタイム後、やっと娘が寝てくれたのでした。長い戦いだった…

ちょうどこの時が生後6週5日目だったので、俗に言う「魔の6週目」だったのかと。

今は機嫌が悪く寝付かない日があるものの比較的落ち着いています。

 

 

ROCK IN JAPAN FES. 2017 参戦録

8/11、Day-4のみ参戦してまいりました。f:id:digress0turbo:20170814115406j:image

主目的はアンジュルム

(ただ8/5に岡萩以外の℃-ute3人とまさかの戸塚塚田が行ってるとは思ってもみなかった。なんで4日通しで取らなかったんだろうな!!(行ってた所で見るアクトが全然違っててバッティングしない気が大))

 

前置きはさておき、記憶が新鮮なうちに回った順だけでも記しておきます。

詳細は後で気が向けば。お気づきでしょうか、この書き方8割5分更新はしないパティーンです。

 

10:30 現地到着。チケットを忘れるという重篤な凡ミスをおかす。(結局後でチケット郵送する事を前提に入れてもらえた。ありがたい)

11:30 携帯の電池残量が1%だったのでup!ブースに充電しに行く。スタッフのウェイ感にBBA圧倒される。

12:00 SOIL&"PIMP"SESSIONS

12:30 DADARAYを聴きつつごはん。

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敬虔な五関教信者なので湘南しらす丼と通常の青ZIMAにしました。

13:15頃 それまで曇天だった空模様なのに急に太陽が差し込みカンカン照りにたる。f:id:digress0turbo:20170814115726j:image

太陽を吹き飛ばすアンジュルムすごい。

13:25 アンジュルム

荷物整理しつつ9mm Palabllum Bullet聞いたり、DAOKO待ちのあいだにLIP SLYME聞いたり。

15:25 DAOKO

16:20〜POLYSICS

ポルノグラフィティ聴きながら勝田カレーを食すf:id:digress0turbo:20170814120137j:image

18:35 ヤバイTシャツ屋さん

BUZZステージにて最後にブチ上がる。結果電車乗り過ごすものの、花火も見られたし満足でっす!

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2017年上半期の行動記録

今年上半期の行動記録をずずすいっと。

1月

(12/31〜 カウントダウンコンサート@東京ドーム)
1/3 ジャニーズオールスターズアイランド@帝国劇場
1/7 シェイクスピア物語〜真実の愛〜@KAAT神奈川芸術劇場
1/8 シェイクスピア物語〜真実の愛〜@KAAT神奈川芸術劇場
1/21 シェイクスピア物語〜真実の愛〜@シアタードラマシティ
1/22 シェイクスピア物語〜真実の愛〜@シアタードラマシティ
1/28 シェイクスピア物語〜真実の愛〜@中日劇場

 

2月

2/5 Reboot!!!お渡し会@ベルサール高田馬場
2/11 りぼん展@東京スカイツリー天望回廊
2/19 M&Oプロデュースみんなシンデレラになりたい@本多劇場
2/26 二月大歌舞伎(猿若江戸の初櫓・大商蛭子島)@歌舞伎座

 

3月

3/8 モーニング娘。'17リリイベ@ラクーアイベントスペース
3/23 ℃-uteリリースイベント@ラクーアイベントスペース
3/23 SAYUMING LANGDOLL@COTTON CLUB TOKYO
3/27 たすいち 夢見る乙女じゃいられない@池袋シアターKASSAI

 

4月

4/8 滝沢歌舞伎@新橋演舞場

4/9 モーニング娘。'17コンサートツアー春 THE INSPIRATION@ホクト文化ホール大ホール
4/14 Defiled@DDD青山クロスシアター
4/16 ジャニーズ大運動会@東京ドーム
4/20 ロマンシング サガ THE STAGE〜ロアーヌが燃える日〜@サンシャイン劇場
4/23 赤坂大歌舞伎夢幻恋双紙〜赤目の転生〜@赤坂ACTシアター
4/27 サクラパパオー@彩の国さいたま芸術劇場

 

5月

5/5 東京クリエイターズ・ファイル展@池袋PARCO
5/11 サクラパパオー@東京国際フォーラム ホールC
5/15 アンジュルム コンサートツアー2017春〜変わるもの変わらないもの〜@日本武道館
5/21 ℃-uteコンサートツアー春〜℃elebration〜@千葉市民会館
5/26 モーニング娘。'17コンサートツアー春 THE INSPIRATION@日本武道館
5/30 NONA最高祭 第二夜@赤坂BLITZ

 

6月

6/3 ミュシャ展@新国立美術館
6/4 KAN-KAN男@アトリエ第七秘密基地
6/12℃-uteラストコンサート〜Thank you team ℃-ute〜@さいたまスーパーアリーナ
6/15 アンジュルム トーク&握手会@HMV&BOOKS TOKYO
6/30 嗣永桃子ラストライブ♡ありがとうおとももち♡@青海野外特設会場

 

 

【観劇記録】Difiled

Difiled
於:DDD青山クロスシアター
客席中央〜後方 下手側

舞台機構

平面舞台。段無し。奥と横舞台三方にグレーの大きな書架。中の本もグレー。
ヘリンボーン木目の床。クラシカルなデスク、白電話、旧型のPC(Win2000が搭載されてそうな)
中央にブラウンのこれまたクラシカルな目録カード入れ。

照明はシンプル。パトライトと赤と地明かり2〜3色以外に色は使わず。
音響もオープニング・エンディングと必要最小限のSEのみ。至ってシンプル。

 

あらすじ

ハリー・メンデルソン = 歴史ある図書館に立てこもった男。
ブライアン・ディッキー = 説得にあたる定年間際の老練刑事。


ハリー・メンデルソン、図書館員。

自分の勤める図書館の目録カードが破棄され、コンピュータの検索システムに変わることに反対し、

建物を爆破すると立てこもる。

目まぐるしく変化する時代の波に乗れない男たちが、かたくなに守り続けていたもの。神聖なもの。

それさえも取り上げられてしまったら・・・。
交渉にやってきたベテラン刑事、ブライアン・ディッキー。

緊迫した空気の中、巧みな会話で心を開かせようとする交渉人。拒絶する男。

次第に明らかになる男の深層心理。危険な状況下、二人の間に芽生える奇妙な関係。
果たして、刑事は説得に成功するのかー。



感想

過剰すぎず、感を押さえた演出。
そして濃密な2人の掛け合い。
緩急のテンポ良し。

最初はかなり勝村さんのペースだったけど、中盤以降の戸塚くんの追い上げがすごい。

演出が本当にバチコーン好みのど真ん中だったので、ストレスなく見られたのがすごい良かった。


各キャラクターについて

ハリー・・・一言でいうとオタク。1質問すると聞かれていないのに
バックグラウンド込みで100返す。
おそらく承認欲求は非常に高い。プライドも高い。コミュニケーションは得意ではない。
古きものを愛し変わりゆくものに拒否反応を示す。


ブライアン・・・登場からかなりのポンコツ具合だが、
恐らくそれは隙を見せることで相手の緊張を緩めるためのフェイク。
隙だらけの姿を見せながら、慎重に注意深く相手の出方を伺っている。
交渉における経験と実力はかなりのものであると伺える。

特に印象深かったのは、カミさんのコーヒーを勧めるくだり。
以前何かの本で読んだことがあるのだが、金融系企業でのクレーム対応(対面)の際、
企業側はお客様に常温のジュースをだすのだそうだ。
熱すぎず、冷たすぎないちょうどいい温度の飲み物を出すことで、
相手の神経を刺激しすぎず交渉に移ることができるのだとか。

この話の真偽のほどは定かではないが、この劇中でもブライアンはハリーへコーヒーを勧めている。
朝にカミさんが入れてくれた"熱すぎず、冷め切ってもいない"ちょうどいい温度のコーヒー。

この事からしてもブライアンが単なるポンコツ中年刑事とは思えないのだ。

 

 ハリーにおける"Difiled=聖域"とは何か考えてみる。

冒頭のシーン、照明が落とされた場内で、ハリーは黙々と爆弾を仕掛けていく。

その姿はまるで、宝物を隠す少年のようだ。

少し高い所に設置する時、彼は止む得ず目録カード入れを踏み台にする。

靴を脱ぎ、そっと静かに登る姿はカードそのものを愛しんでいるように思えた。

だが物語の中盤、ハリーは興奮の余り目録カード入れの上に立ち熱弁をふるう。

土足で、踏みつけるように。

 

このシーンを見て違和感を感じた。

カードを愛し守るはずの彼がなぜそこまで粗雑に扱うのか。

考えた末、ハリーが守りたいのはカードそのものではないのではないかと考えた。


目録カードの保護はもちろん大事だけど、一番守りたいものは自身のアイデンティティー、
つまりは自分自身ではないか。

ハリーの主張からはしばしば自身がマイノリティー側の立場に立たされていたことが伺える。

人種、宗教もそうだし集団生活での立ち位置もしかり。

そうなれば、自分自身を守るには自己の価値観を肯定する他ないのだ。

自身の価値観を第一に考え信条としている彼が変わりゆくものを認める事は言わばそれまでの自分の否定である。

 

そんな中自分自身をまず否定せず受け入れてくれたブライアンはハリーにとって最後の理解者だったのかもしれない。

そんなハリーがたまらなく愛しく、そしてその最期はたまらなく切ない。

 

 

その他

宗教と政治は初対面の相手にする話題としてタブーとよく言われるが、2人の距離が縮まり
魂の応酬が始まった要因がこの二つのトピックであるのが興味深い。
宗教、人種問題*1テクノロジーの進化、同性愛、マチスモ思想、スクールカースト、そしてイラク戦争
こう書き出してみると、あぁ、当時のアメリカではこんなジレンマを抱えていたのかと興味深い。

 

*1:白色人種のなかで、というのがまたなんとも

【観劇記録】シェイクスピア物語〜真実の愛〜

シェイクスピア物語〜真実の愛〜

於:神奈川芸術劇場(KAAT)

12/24昼:3F上手 夜:1F前方中央
1/7 昼:M2F中央 夜:M2F下手
1/8 M2F上手

於:梅田芸術劇場

1/21 夜:1F上手
1/22 昼:2F中央 最後列

於:中日劇

1/28 昼・夜:1F中央

 

【舞台機構】

二階建舞台。二階部分は中央が半円状にせり出している。奥に白色のカーテン(両開き)。
上手下手対象に手すり付きの弧状階段、舞台中央やや下手側にはしご段。
一階部分の舞台奥は赤色の舞台幕で仕切られ、中央部は二階同様に半円状で手前に迫り出し
奥は白色のカーテンで仕切られている(両開き)

中央部は多角形の上底がされている。二重舞台。

転換時などは下手側に小ぶりのスクリーンが降り、風景や人物肖像画を投影し、情景説明を行なっている。

 

【あらすじ】

ウィリアム・シェイクスピアは、芝居好きなエリザベス女王下の
ルネッサンス演劇が賑わうロンドンで劇作家・俳優をしていた。
野心あふれる彼は世の中を変える新しい芝居を作りたいと熱望していたが、
最近は全く作品が思うように書けず絶不調。

そんな中、ヴァイオラという一人の女性と出会ったシェイクスピア
その時、初めて真実の愛を知る。
だが、彼にはすでに妻がいて、ヴァイオラには許嫁がいた。
それは許されない恋、秘密の禁断の愛となった。

愛とは何か…その想いが嵩じて、喜劇を書くつもりが恋愛悲劇になっていき、
やがてそれは、名作「ロミオとジュリエット」を紡いでいくこととなる。

当時の演劇界は女性が演じることなど許されない時代であったが、
ヴァイオラは無謀にも恋するシェイクスピアの作品に出演し、彼自身も舞台に上がる。
許嫁の嫉妬に狂う報復と法律の罰が、上演する舞台に迫る…
二人の「哀しくも真実のファンタジックな愛」はどうなってしまうのか…(http://www.shakespeare-love.com/:公式サイトより)

【感想】

ともかく座組の雰囲気が良い。これにつきます。
公演の前半(2016年)はまだお互い探り探りという感じはありましたが、
回を重ねる毎に段々と座組の雰囲気自体が物凄く良くなったのが観客側にもはっきり受け取れました。

特に顕著だったのが、酒場のシーン。
チームワークが良くなりアドリブもバンバン出てくる(特に上川さんと松尾さん)

 

個人的にベストだったのは名古屋の昼。一番ヴァイオラに気持ちが乗ってた。
(各役者のアドリブ、やりすぎ感はあったものの、それもまた面白し)

 

あとは衣装。当時の英国服飾史をしっかり咀嚼した上での衣装だったので、見ていてすごく楽しかったです
(例えば、どんなに貧乏なド平民でも付け襟とソックスは欠かさないとか。女性陣のドレスも見応えありました)

 

 

 

ここからは見ていて気になった点をいくつか。

自分自身書いていて細かいかなと思うし、数多く見ているから気になるポイントもあるのかなあとも思いますが、一応書き留めておきます。

脚本

何を主に見せたいのか不明確。

シェイクスピアの人はみな役者、人生は舞台感を全面に出しすぎて
舞台を通じて紡ぎあげる真実の愛を描きたいのか、
人生は舞台ってこと言いたいのか良くわからなかった。

演出、製作側との主題のすり合わせが不足していたように感じる。

 

個人的には真実の愛をもっと見せて欲しかった。

「家庭内の守役」というジェンダーに反する舞台に立つという行為、
そして妻子あるものと姦淫するキリスト教に反する行為。

ヴァイオラにとっては自分のアイデンティティにも関わる二大タブーを超えるだけの重大な事項なので、そこのところをもっと詳しく書いてくれた方が親切だったように思う。
現代の日本とは価値観が全く違うわけだから。

あとは強い女性キャラが多かった。
ダンカン=ランズウィックも酒場の女亭主も遊女達も皆強く逞しい。
母親も男性的役割を兼ねていたので、あまりヴァイオラの境遇に共感しづらかったのは辛い。
そして余りに自己の意思がはっきりしている女性ばかりだと
最後のエリザベス女王のセリフが生きてこない
(特にダンカンのキャラ自体が完全に蛇足に思えました。十朱さんの演技めちゃめちゃ良いのに……勿体無い)

 

演出

⑴転換
恐らく舞台演出の経験が少ないのか、急遽演出プランを変えざるを得なかったのか、
シーンの切替で半暗転多用しすぎて単調に。
もっと客席含めて空間を上手く使えば暗転の時間短縮もできたのになあと。

 

⑵二幕以降の効果音。
大仰すぎ。音がショックを受けすぎ。
劇中劇でジュリエットが自害するときの音は流石にひどすぎて殺意を覚えた。

 

⑶神奈川公演のとき。大道具が舞台幕奥で方向転換しているのが、思いっきり客席から見切れてた。
無論、黒衣とかではなく。

論外。商業演劇でこれはアリなのか…

 

製作

今回の公演で一番ネックだったのはこの部門が弱かったからではないかと。
とかく、役者の仕上がりの状態もそうだし、稽古日数が少ないという声をいくつか見たりしたので、
本当に公演の準備期間が短すぎたのかなと。
(勿論長く稽古をやれば良いものが出来るというものではないですが…)

 

あと、これは全く根拠のない考えなんですが、
は神奈川公演は本当はKAAT以外で予定されていたのではないかと。
中日・梅芸に比べ、KAATはひとまわりほど舞台のサイズがコンパクトなので、
神奈川公演の時に感じたウィルの部屋と他シーンとの照明の切り分けが曖昧であるとか、
大道具舞台見切れ問題とか、予定されていたサイズより小さく本番までに修正不可だったのではないか
と考える方がしっくりきます
(とはいえ年末年始挟んで公演を行っていたので、その間に何とか対策しようよとは思いますが)

 

いくら料理が美味しくても、盛り付けが下手だったり器がそぐわないものだと魅力が低減してしまいます。

そんな感じを抱いてしまったのが本当に残念だなあと思いました。役者さんみんな素敵だったのになあ…

 

今年の現場を振り返ってみる。

1月

ジャニーズワールド@帝国劇場

初ジャニーズ現場にして、初ジャニーズ舞台の観劇。

はじめてがこれで正解だったかどうか、未だにわからない。

 

2月・3月

現場なし

ここら辺、仕事が忙しすぎて全く記憶が無いんですが、多分何も観に行けてない。

'16のシリイベも、ひなフェスも、ワンピース歌舞伎も、スーベニアも全部仕事で行けなかったはず。ああ勿体無い。

これだけが理由では無いけど、転職のこと真剣に考え始めたのがこれくらいの時期。

 

4月

寝盗られ宗介@大阪松竹座

ウチクレバ@森ノ宮ピロティホール

寝盗られの高橋由美子がめちゃめちゃ良かった。とっつーは色気があるけど清潔感があって下品になりすぎないところが良い。これは後述の橋郁コンビも同様。


5月

九位一体@NHK大阪ホール

EMOTION in MOTION@フォレストホール

EMOTION in MOTION@NHK大阪ホール

鈴木香音ファンクラブイベント@山野ホール

EMOTION in MOTION@豊橋アイホール

九位一体 田村芽実卒業スペシャル@日本武道館

EMOTION in MOTION 鈴木香音卒業スペシャル@日本武道館

めいめい・香音ちゃん卒業に向けて、全力でヲタ活に捧げた日々。

山野ホールのFCイベントは、急遽決定したMステ出演によりイベント開始時間が早まる&短縮という前代未聞のスタートでしたが、大勢の香音ヲタでMステライブビューイングという貴重な体験が出来たので、とても楽しかった。

 

翌日の豊橋のコンサート、アンコールから泣きまくったし、終わった後の虚脱感がとてつもなかった。認めたくないけど刻々と終わりが迫る悲しさ。

 

そして、武道館。

紫色に光る海と緑が広がる光の草原。笑顔で歌い踊る彼女達。あの光景、あの時のこと、二度と忘れることはないだろう。

 

6月

続!11人いる(EAST)@サンシャイン劇場

コインロッカーベイビーズ@赤坂ACTシアター

私事ですが、上京したのがこの月でした。

どぅーフロルが原作から抜け出たんじゃないかってレベルの再現度。フクちゃんのバセスカ王は演技や歌もとても良かった。こんなに良い役者だったのか。

 

そしてコイベビ。世界観も演技もすごく良かった。河合くん、こんなに素敵な演技ができるのかと惚れ直したし、橋本君の鬼気迫る狂気は身震いするほどだった。何よりこの公演を通して、2人の演技に対するスタンスが大きく変わったのがとても嬉しく思う。リボンの騎士ミュージカルの事をふっと思い出した。

 

7月

コインロッカーベイビーズ@オリックス劇場

ハシツアーズ もう可愛いとは言わせない@TDCホール

コイベビのハシの演技が進化していることに驚き慄き、可愛さのかたまりなりょうちゃんを満喫した7月は、紛れもなく橋本良亮の月であった。


8月

SLTコン@代々木第一体育館

柿喰う客@吉祥寺

納涼歌舞伎三部@歌舞伎座

天球儀@紀伊國屋ホール

A.B.C-Z 感謝祭@WINDS名古屋

ハシツアーズ もう可愛いとは言わせない@TDCホール

念願の初のえびコン、長期ロスになるレベルで楽しかった。

感謝祭でジャニーズの接触イベを体験し死にそうになったりして充実の夏休み。

そして衝撃ごせこ100万ボルト!

 

9月

九月大歌舞伎 らくだ、元禄花見踊@歌舞伎座

NONA LEAVESライブ@BillboardTOKYO

衝動的に幕見観劇。

元禄花見踊は玉三郎様若手育成研修だった。イケメンと可愛こちゃん揃いで全体みるのが大変だった。最低でも目が十個は必要。


10月

SLTコン@大阪城ホール

縁〜むかしなじみ〜@シアタークリエ

ABC座 株式会社Oh&Yeah!!

GoGo5公録(回転寿司)@駿河台大学

とかく城ホールの時のMCひどかった笑。パリコレ、リコーダー事件な大阪コン。真近で拝んだ五関ソロ、神々しすぎた。

縁は出てるキャスト、全て俺得だった。れーな可愛かったあ!!

そしてえび座。

想像以上にノーナリーブスのテイストが強い楽曲が強く、密かに感動した。

未だにショパンの革命を聞くと桂馬様の姿が脳裏に浮かぶ。

 


11月

My Vision@パシフィコ横浜大ホール

ダイヤルABC☆E公録@赤坂サカス

JUNKラジフェス特別ステージ@赤坂サカス

カズナリソニック 田中一成追悼ライブ@上野

花道会 中村芝のぶトークショー@歌舞伎座 花篭

めちゃめちゃ行ってそうに見えるけど、ABC☆Eからカズナリソニックまでは全て同日。

そして芝のぶちゃんトークショー。その日すごいご機嫌だった。


12月

ハロショ声優イベント@ハロショ秋葉原

シェイクスピア物語@KAAT

CDJ(12/28〜12/30)

ハロプロ楽曲大賞

ジャニーズカウントダウンコンサート

下3つはこれからですが、今の所行かない選択肢が無いので、リストには入れておきます。

 

今年一年お世話になりました。

また来年もよろしくお願いします。

良いお年を!