【観劇記録】女体シェイクスピア 艶情☆真夏の夜の夢
劇団 柿喰う客 女体シェイクスピアvol.8 艶情☆真夏の夜の夢
於:吉祥寺シアター
8月6日13時 後方 下手側
※アフタートークショー:
【舞台機構】
楕円型かつ斜型の環状舞台(奥になるにつれ傾斜が上がる)
真ん中は芝生の真ん中に小さな黒い丸舞台
ぼんぼり状の白い照明が祭り櫓の提灯のように配置されている。
【感想】
祭りだ!
シェイクスピアの「真夏の夜の夢」をキャストをオールフィメールで行った本作品。
役者の華やかさに加え、上記の舞台機構や音照効果も相俟って、さながらひと夜のお祭りのよう。
特にストップモーション時の音照効果が打ち上げ花火を切り取ったようで気に入りました。
他にも衣装が基本和服だったり七五調や歌舞伎の言い回し、べらんめえ口調を混ぜたりして全体的にはちょっと古典な感じも。
男役はきちんと男性の着付けをしており好感が持てます。
妖精たちのキャラクターが祭りの日独特のヤンキー*1感バリバリで大好き。
あとアフタートークでも触れてたヘレナのキャラ造形が良かった。哀愁の地味子。
パックの服のみ夏フェス参戦者仕様(テント寝袋持参しそうなガチ系のやつ)なのは
トリックスターかつ、傍観者であるとの表わしでしょうか。
アフタートークショーも含め、肩の力を抜いて、気楽に祭り感を楽しめる作品でした。
今回観劇を決めたポイントの一つがDE DE MOUSEが音楽を担当してるってことだったんですが、想像以上に良かった。キラキラしてて可愛らしくて。
こうやって音源で聞き返すと観劇した時の記憶が蘇ってきますね。
*1:担ぎ手の子達とか、よく社務所や庫裏前とか神社裏の公園とかで車座になってお酒飲んでたりするじゃないですか。あんな感じ